粗大メモ置き場

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Tex環境をコピーした時のセットアップ方法( 【dvipdfmx】のセットアップの仕方 )

クソ記事連投してごめんなさい。

今日留学生の方にTexが入らないという報告を受けて数時間戦った結果を残しておきます。
『正直こういうのがあるから初学者にTexを安易に勧めにくい』

何をするのか

Texインストーラとの相性が絶望的に悪い人がいて,どう頑張っても関連ファイルを落とすことができなかったので
自分の環境下にあったファイルを全てコピーして環境設定をすれば使えるんじゃね?と思っていろいろ試しました。

準備:何が必要か

私の環境下では 以下の4つが前提条件となっています。

WinTex環境があればtexからdviを作るのは比較的簡単です。
その後,dvipdfmxを用いてdviからpdfにすると思いますが,ここでちょっぴり(そこそこ)苦戦しました。

前準備

W32Tex以外はネットから落としてこれるので落としてもいいです。
今回はdvioutforwindowsは事前に入っていました。

前操作

C直下のW32texのフォルダとGhostScriptのフォルダ(フォルダ名はgs)をコピーしておきます。

Step1:環境変数の設定

左下にあるwindowsの田マークを 右クリック → システム → システムの詳細設定 → 環境変数 の順にクリックします。

環境変数のうち,pathに次の3つを加えましょう。
f:id:ossyaritoori:20161111224323p:plain
ちなみにこういうのはめったに晒すもんじゃないですよ。気をつけてね。

写真にある1つめはtex関連のファイルのpath,
2つ目はghostscriptのpathです。

バージョンが違う場合はgs9.16の数字部分を変えると良いでしょう。(なお,問題のPCではC直下に置いたので若干違う感じになってます。)

ここまできちんとやれば,platexのコマンドができるので

platex hoge.tex

とうつとdviファイルが生成されると思います。

Step2:dvioutの設定

dvi for Windows を使っている場合は(自分は使ってない!)こいつに渡すgsのpathを設定する必要があります。

[Option] -> [Setup Parameters] -> タブ[Graphic] -> [gsx:] 部分に
f:id:ossyaritoori:20161111224959p:plain
のように対応するgswin32c.exeのpathと本体を記述します。

ごめんなさい,画像は以下のサイトからお借りしました。
とてもタスカル!
dvioutのdvipdfmxでpdfファイルが作成されない

Checkしよう

とりあえず一通り終わったら依存関係を反映させるために再起動をすることをおすすめします。
先程のtexから作ったdviファイルに対して,

dvipdfmx hoge.dvi

とすることでめでたくpdfが生成されるのでした。めでたしめでたし。

トラブルシューティング

結構トラブルが置きたわけですが,正直1番問題なのはghostscriptです。
未だに最善手がよくわかってないのですがいくつかダメなパティーンがあります。

コマンドプロンプトを用いて

gswin32c -h

と打ってみてください。コマンドが認識されてなければStep1のやり直しです。
うまくいくと下のようなpathが見れます。
f:id:ossyaritoori:20161111225446p:plain

このpathが現実に存在しないところを見てるとかなり怪しい感じになります。
このpathをどこで変更するのか結局理解できなかったので仕方なく,pathに書いてある通りの所にフォルダを引越しさせました。
具体的にはCの直下に置くことで解決をしました。
どうすればよかったんや…

おまけとして普通に実行すると

gswin32c

f:id:ossyaritoori:20161111225724p:plain
こうなります。

ここでWarning*** No fonts... とか出してるとアウトです。最新のgs9.20だとFontsとかがなくて泣く泣く9.16をコピーしました。ザコ!