粗大メモ置き場

個人用,たまーに来訪者を意識する雑記メモ

HDDからSSDのお引っ越し(Windows+Ubuntuのデュアルブート環境)

記事の1週間後の追記ですが,やはりSSDは快適です。起動と復帰速度の向上によりデュアルブート環境ではためらいなしに環境間の移動が可能です。

こないだamazonサイバーマンデーで250GのSSDを5000円強で買ったので
お古のレッツノートの環境をお引っ越しさせます。

ハードとソフトの環境,準備物

  • 交換用SSD 250GB

SSDサムスンが間違いが無いでしょう。以下のものを使いました。

  • 移行用ソフト

www.samsung.com

USBでsataと接続できるケーブルが必要です。


デュアルブートの環境の複製

ネットで調べる限りデュアルブートの環境の複製はかなり面倒です。
sumsung製のSSDを使う限りにおいて移行用ソフトをそのまま使えるので今回は
「windows10を移して」+「Ubuntuの環境をSSDで構築,元のデータを後入れ復元する」
という手順を踏みます。

なお,windows側から全てのパーティションが見えているなら一発でうまくいくかもしれません。誰か試してみてください。

手順1:windows10の移行

  • 移行用ソフト

www.samsung.com

のページから Migration のソフトをダウンロード,展開して起動します。

この際,USBでSSDを繋いでおいてください。
うまく行けば以下のように上段にHDD,下段にSSDが認識された以下のような形になります。

f:id:ossyaritoori:20161220095637p:plain:w350

この後に「開始」ボタンを押すだけで完了です。
ちなみに書き込み容量にもよりますが,半日は覚悟した方がいいかもしれません。
私は128GB分書き込んで5時間弱かかったかと思います。



ソフトの使い方,マニュアルは
http://www.samsung.com/semiconductor/minisite/ssd/downloads/software/Samsung_SSD_Data_Migration_User_Manual_v30_JPN.pdf
にありますので詳しい所はこちらを御覧ください。

パーティション分け

Ubuntu16.04 + Windows10 のデュアルブート環境を構築する - 俺とプログラミング

よくある手法では「ディスク管理」→「ディスク領域の縮小」を用いてUbuntu用のパーティションを作成します。
これが地味に曲者で容量を130Gほどあけても80G程度しか作れないと出ます。
移動禁止ファイルをうまく移動できないのが原因らしいですが,これだと困るのでフリーのソフトウェアを用いました。
HDDのパーティション分割・結合はEaseUS Partition Masterで決まり! | 処分か?再生か?パソコン・スマホの格安運用法!

パーティション分けなくてもなんとかなる

Ubuntuのインストールディスクできれいに分けることは可能みたいです。

私は後ほどこちらの方法を試したのですがこっちの方がインストール作業は楽ちんかもしれません。
ただデータ領域がext4形式でフォーマットされるのでWindows側から見れない構成にはなりやすいです。

今はDropBoxなど共有の方法がたくさんあるのでそこまで悩むほどではないですが。

手順2:Ubuntuのインストール & 移行

Ubuntuはインストールディスクを使って普通に入れます。

2-A : ホームディレクトリをコピーする

試してないので参考文献を参考にしてください。home直下をコピーすればイケルそうです。

2-B : dpkg コマンドでパッケージを復元 ※追記注意あり

dpkg コマンドを用いてパッケージ復元をすることで環境を再構築することにします。


1、現在のUbuntuにインストールされているパッケージ名をファイルに書き出す。
ファイル名はpackageとします

 sudo dpkg --get-selections > package

作成されたファイル、packageをUSBメモリに保存。

2、新PCに同じバージョンのUbuntuをインストール、起動、動作確認。

 sudo apt-get update

USBメモリを挿してpackageファイルに書き出したパッケージ名を読み込ませる。

 sudo dpkg --set-selections < /USBメモリのマウント場所/package

3、読み込んだパッケージのインストー

 sudo apt-get dselect-upgrade


これで大体済んだかな。
>> 追記,インストールの順番がある場合(anacondaの後にtensorflow等)この方法では環境を再現できませんでした。やり方を変える必要があるかもしれません。

個人メモ

なお,tensorflowのインスコに関してはこのサイトがいいです。
Ubuntu Linux に TensorFlow をインストール – Python でデータサイエンス