HDDからSSDのお引っ越し(Windows+Ubuntuのデュアルブート環境)
記事の1週間後の追記ですが,やはりSSDは快適です。起動と復帰速度の向上によりデュアルブート環境ではためらいなしに環境間の移動が可能です。
こないだamazonのサイバーマンデーで250GのSSDを5000円強で買ったので
お古のレッツノートの環境をお引っ越しさせます。
ハードとソフトの環境,準備物
- 使用しているPC:Let's Note CF-S10 HDD 500GB
- windows10 + Ubuntu16 デュアルブート 環境
- 交換用SSD 250GB
SSDはサムスンが間違いが無いでしょう。以下のものを使いました。
Samsung SSD 250GB TLCメモリ搭載 750 EVO ベーシックキット 2.5インチ 内蔵型 MZ-750250B/IT
- 出版社/メーカー: 日本サムスン
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
- 移行用ソフト
- SATAケーブル
USBでsataと接続できるケーブルが必要です。
デュアルブートの環境の複製
ネットで調べる限りデュアルブートの環境の複製はかなり面倒です。
sumsung製のSSDを使う限りにおいて移行用ソフトをそのまま使えるので今回は
「windows10を移して」+「Ubuntuの環境をSSDで構築,元のデータを後入れ復元する」
という手順を踏みます。
手順1:windows10の移行
- 移行用ソフト
のページから Migration のソフトをダウンロード,展開して起動します。
この際,USBでSSDを繋いでおいてください。
うまく行けば以下のように上段にHDD,下段にSSDが認識された以下のような形になります。
この後に「開始」ボタンを押すだけで完了です。
ちなみに書き込み容量にもよりますが,半日は覚悟した方がいいかもしれません。
私は128GB分書き込んで5時間弱かかったかと思います。
ソフトの使い方,マニュアルは
http://www.samsung.com/semiconductor/minisite/ssd/downloads/software/Samsung_SSD_Data_Migration_User_Manual_v30_JPN.pdf
にありますので詳しい所はこちらを御覧ください。
パーティション分け
Ubuntu16.04 + Windows10 のデュアルブート環境を構築する - 俺とプログラミング
よくある手法では「ディスク管理」→「ディスク領域の縮小」を用いてUbuntu用のパーティションを作成します。
これが地味に曲者で容量を130Gほどあけても80G程度しか作れないと出ます。
移動禁止ファイルをうまく移動できないのが原因らしいですが,これだと困るのでフリーのソフトウェアを用いました。
HDDのパーティション分割・結合はEaseUS Partition Masterで決まり! | 処分か?再生か?パソコン・スマホの格安運用法!
手順2:Ubuntuのインストール & 移行
2-A : ホームディレクトリをコピーする
試してないので参考文献を参考にしてください。home直下をコピーすればイケルそうです。
2-B : dpkg コマンドでパッケージを復元 ※追記注意あり
dpkg コマンドを用いてパッケージ復元をすることで環境を再構築することにします。
1、現在のUbuntuにインストールされているパッケージ名をファイルに書き出す。
ファイル名はpackageとします
sudo dpkg --get-selections > package
作成されたファイル、packageをUSBメモリに保存。
2、新PCに同じバージョンのUbuntuをインストール、起動、動作確認。
sudo apt-get update
USBメモリを挿してpackageファイルに書き出したパッケージ名を読み込ませる。
sudo dpkg --set-selections < /USBメモリのマウント場所/package
3、読み込んだパッケージのインストール
sudo apt-get dselect-upgrade
これで大体済んだかな。
>> 追記,インストールの順番がある場合(anacondaの後にtensorflow等)この方法では環境を再現できませんでした。やり方を変える必要があるかもしれません。
個人メモ
なお,tensorflowのインスコに関してはこのサイトがいいです。
Ubuntu Linux に TensorFlow をインストール – Python でデータサイエンス