粗大メモ置き場

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geometry.styを使ってTexの余白調整

Texの余白調整の必要性

A4paper,jsarticleなどで文章を作ると余白がガバガバになるのは実は仕様です。
Latexは欧文基準なので日本の紙サイズが大きいためその分が余白になってしまいます。

間違ってもvoffsetなどを使って位置調整しないでください。
意味不明なおまじないたっぷりのクソコードは読み手を疲弊させ死に至らしめます。

そこで,geometryというパッケージを使ってこの余白調整を簡単に済ませる手法を紹介します。
変なパッケージ追加しまくるのもまた効果的なクソコード生成手法なんですが…

入手方法とstyファイルの抽出

以下のサイトからzipをダウンロード・解答・texdist-local以下の適当なフォルダにおいて
geometry.sty: LaTeX パッケージ

$ latex geometry.ins

とすればstyが作成されます。あとはmktexlsrで検索pathに加えるなどしてください。(今はmktexlsr非推奨らしい)

あらかじめ抽出しておいたstyファイルがこちらになります

上の手順が面倒な方へ,予め作成しておいたgeometry.styを置いておきます。
pathの通っている箇所においてください。

長すぎて可読性がアレなので記事最下段においておきます。

使い方

私は次のような書き方をしています。
プリアンブル部に以下のように書きましょう。

\usepackage{geometry}
\geometry{left=25mm,right=25mm,top=30mm,bottom=30mm}

なお,versionは2010年度のものです。
阪大のリポジトリあたりに古いVerがありますが,
そちらはdvipdfmxと共存しないようです。(自信ないけどとりあえずエラー出るかと)

geometry.sty (長過ぎるので避難)