粗大メモ置き場

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Neural Network Console by Sony のセットアップと動かしかた

2017年8月にSony機械学習用のGUIコンソールを発表して話題になりましたね。
手が早い人はもう記事を書いているようですが、晩御飯食べてる間に試してみたので記しておきます。
Neural Network ConsoleでNVIDIAGPUの動作確認まで - Qiita

ダウンロードとセットアップ

以下のサイトからダウンロード、解凍しておしまい。
Neural Network Console

というわけにも行かず、Visual C++の再領付パッケージを入れる必要があるようです。
Download Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3 RC from Official Microsoft Download Center
これもダウンロードしてポチポチしておしまい。

つけて見ると見た目はこんな感じ

チュートリアル1:ロジスティック回帰による手書き文字認識


チュートリアルは手書き数字が4か9か判別する一層のニューラルネットワークモデルですね。

右上のTrainingという所で再生マークをクリックすると学習が始まります。
f:id:ossyaritoori:20170920111821p:plain
流石に早い。

その後Evaluateの下の再生マークから実行すると評価を始めます。
それぞれの入力に対する実際の出力の値、
f:id:ossyaritoori:20170920112142p:plain

タブを変えると学習の正答率を表す表が出てきます。
f:id:ossyaritoori:20170920112433p:plain


うんうん。なるほど。

所感、感想

Web上では敷居が低く、文系にも使いやすい等いろいろ書いてありましたが
Pythonを覚えなくてもいい」というのが一番の進歩でしょうか。

このコンソールで出てくるネットワーク構造をきちんと理解し、正しい使い方を自力で収集できる人は、
数ヶ月プラスすればPythonだって普通に使いこなしそうな気がするので
「とても便利」だけど「革命的」とまでは行かないと思われます。


これからこういう風に、学習法や幾つかのネットワーク構造が徐々に確立されつつある中で、
データセットや適切な問題設定の重要性が爆上がりしていくんですかね。
データ収集には結局プログラム書かないといけないのでプログラミングフリーの機械学習はまだまだ先でしょうか。