無料ソフト「Briss」を使ってPDFをトリミングする
目的
論文とかの図の作成等でPDFの特定の領域を「PDFで」トリミングしたい,といった時があります。
PC上の特定の領域をトリミングする方法には例えば,
少なくともWindows7以降に標準で装備されている 「 snippingtool 」を "Win+r" で呼び出して範囲限定スクリーンショットを取る等がありますが,
PDFをPDFのまま取り出したい場合も多々ありますよね。
AdobeのProが買えれば簡単なのですがなかなか手が出ないですよね…
Adobe Acrobat Standard DC 2015(最新)|Win対応
- 出版社/メーカー: アドビシステムズ
- 発売日: 2015/04/17
- メディア: DVD-ROM
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使用するソフト
PDFの加工等は当然Adobe社の専売特許みたいな所があるので
当然,有料版のAdobeを使えば今回の問題は解決しますが,学生はお金がないのでこれをフリーソフトでやりたいと思います。
今回使うソフトは
『 Briss 』というソフトです。
www.gigafree.net
Briss を実行
Brissは先程の窓の杜のサイトの先からzipをダウンロードできます。
好きな所に展開してください。
Javaの最新版を要求されるので嫌でなければIEなどからダウンロードして実行してください。
単独ページのPDFをトリミング
やたら小さいウインドウが出ますが焦らずに左上の"File"を押して"LOADFILE"を押してトリミングしたいファイルを選んでください。
その後なにやらよくわからないウインドウが出てきますが今回の場合は"取消"を押してください。
すると,このような画面に成るはずです。
青色の部分が選択領域です。どうやら最初から余白が最小になるように選択がされています。
この青の部分はドラックで変形したり運んだり出来るので
いいところに持って行った後に,"Action"窓から"Crop PDF"を押すことでトリミングしたPDFを別名保存できます。
その結果がこちら。
複数ページをトリミング
PDFが複数ページにまたがっている場合先程と同様にすると
偶数ページと奇数ページがすべて重なりあってしまいます。
この機能は複数ページの余白をまとめてぶちぬくのに向いていますが,
個々のページから独自にトリミングしたい場合
ファイルを選択した後のウインドウで該当ページ数を打ち込むことで
そのページを分離することが出来ます。
こんな感じにね。
これで必要なところまで青枠を運んで同様の操作をすることでPDFを切り取る事ができます。
もっと細かい内容は,説明書を読んでくださいw
無料版のビューワにもこの機能着けて欲しいんだけどなぁ…
それでは。
関連記事
コマンドラインでコマンドを実行することにためらいがない人なら以下の記事でまとめて余白をCropするのがオススメです。
ossyaritoori.hatenablog.com
また,MATLABで図を書いている人は以下の記事なんかを参考にそもそも「余白のない」図を作った方が良いです。
ossyaritoori.hatenablog.com