粗大メモ置き場

個人用,たまーに来訪者を意識する雑記メモ

Texで行列を楽に書く方法

Latexでの行列の書き方。

Latexで行列を書くのは面倒です。

よく使う書き方としては大体以下の2つが挙げられるでしょう,

\begin{pmatrix}
a & b \\
c & d 
\end{pmatrix}

または,

\left( \begin{matrix}
a & b \\
c & d 
\end{matrix} \right)

出力はマージンに違いこそあれこうなりますね。
f:id:ossyaritoori:20170610134858p:plain

でも正直これ,すっごく打つのが面倒くさいです。
そもそもbeginって打ちたくないんだよなぁ。

行列を簡単に書くためのマクロ

そこでマクロを組みます。

以下のような宣言を行えば,

\newcommand{\pmat}[1]{\begin{pmatrix} #1 \end{pmatrix}}%行列簡略化
\newcommand{\mat}[1]{\left( \begin{matrix} #1 \end{matrix} \right)}%行列簡略化

先程の2つは次のように書けるようになります。スッキリするし何より可読性が上がります。

\pmat{a & b \\ c & d }

\mat{a & b \\ c & d}

Shift押しながら入力する「{,},(,)」の入力が減ったので大いにストレスが減ります。オススメです。

一応マクロの解説

マクロの順番としては受け入れ関数名,引数の数,処理内容となっています。

\newcommand{受け入れ関数名}[引数の数]{処理内容,ただしn番目の引数を#nと表す}

ちょっと書きなれないけど慣れれば素早くマクロを組めるようになるでしょう。
(ただしマクロが多すぎるコードは可読性が低くなるので注意!)