Barrierを用いてUbuntuとWindows間でマウス・キーボード・クリップボード共有
前回の続きです。これはかなり嬉しい。
Barrier with Ubuntu16.04
前回の記事ではBarrierでWindowsのPC同士でマウスとキーボードを共有しましたが,今度はWindowsとUbuntu間で試しました。 Ubuntu16は公式ではサポートしていないのでコミュニティのログを血眼になって探したところ,一つ前のバージョンで動作をさせることができました。
インストールする手順
インストールされるのはBarrier2.0です。現在の最新は2.1で2.2がbetaなのでギリギリ大丈夫だとは思います。
以下のコマンドを走らせることで,Barrierのソースを落としてきて自前の環境でコンパイルすることができます。
sudo apt-get -y install build-essential cmake qt5-default wget libxtst-dev libxinerama-dev libice-dev libxrandr-dev libavahi-compat-libdnssd-dev libcurl4-openssl-dev libssl-dev dh-make wget https://github.com/truatpasteurdotfr/barrier/archive/v2.0.0.tar.gz && tar xzvf v2.0.0.tar.gz cd barrier-2.0.0 && dpkg-buildpackage -us -uc | tee debian.log
barrierの実行ファイルはbarrier-2.0.0/build/bin
に作成されるのでディレクトリ移動して起動するかPathを設定しましょう。個人的にはディレクトリ移動して起動するスクリプトを書くほうが無難な気がします。
動作確認
さて,公式のissueなどではUbuntuマシンではクリップボード共有などはうまく行かないなどの報告が多いですが,偶々?私の環境ではきちんと動作させることができました。
欠点はWindows同士と比べて若干ラグを感じることです。タッチパッドのスクロールなんかは少し怪しいです。(ASUSのドライバがあんまり出来が良くないという説もあります。)
それでも無料のソフトを使ってマウス・キーボード・クリップボードをLinux-DOS間で共有できるというのは割とすごいことの様に思われます。 ちなみにLogicoolのFlowでも今の所対応できていません。
製品版のSynergyにも期待が持てますね。
とはいえ安心=課金
フリーソフトマニアが言うのもなんですが,安心は金で買うべきです。 Flow対応のキーボードやマウスをLogicoolから買えばもっと楽にファイル共有なども行えるでしょう。
というわけで広告を貼ります。これ別に私にお金はいるわけではないですけどね。
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